大腸がんと闘う漫画家ひるなまさん「検査画像の“サイン”にピンときました」

公開日: 更新日:

 大腸の6割と周辺のリンパ節、見える範囲の腹膜播種をすべて切除しました。腹膜播種は、大腸のがんが腹腔内に飛び散って腹膜に付着し成長したがん転移のひとつ。腹膜には痛覚神経があるので、術後はお腹全体が焼けるように痛くて、硬膜外麻酔(自分でボタンを押すと背中の管から体に入る強力麻酔)を使い切り、さらに追加してもらったくらいつらかったです。

■一時は腹膜播種のコントロールに成功

 そんな状態からリハビリに励み、11日目に退院し、1カ月間の体力回復期間を経て抗がん剤治療がスタートしました。3日間の点滴と11日間の休養という1クールを24回(1年間)です。吐き気、味覚障害、口内炎、手足のしびれ、下痢と痔、爪の脆弱性、肥満、脱毛、肌荒れ、倦怠感……副作用が山ほどありました。

 その甲斐あって、予後不良と言われる腹膜播種のコントロールに成功し、一時は末期がんの看板を下ろしたんです。でもじつは再発しまして、また末期がん患者として治療中です。


 月に2~4回通院し、抗がん剤の点滴と、服用薬を今は8種類くらいもらっています。そのうちの2種類は整腸剤、2種類は吐き気止め、2種類は痛み止め(頓服)です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校