10歳未満で急増 子どもが感染したらどうすればいいのか?

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「重症化予防のための水分補給に努めた上で、基本的に食欲があって顔色が良ければ大丈夫です。問題は、喉の奥が感染で腫れることで声がかすれたり、息がヒューヒューしたり、苦しそうだったり、機嫌が悪く、水分が取れず食欲が低下したり、意識がハッキリしなくなったりしたときです。気が付いたら速やかに受診しましょう。10歳未満の子どもは言葉で上手に説明できません。周りの大人が普段とは異なる表情や行動で異変を察知しなければなりません」

 ほかの家族に感染させないためには世話をする人の手洗い、マスクはもちろん、子どもの飛沫の管理、換気が重要になる。

「10歳未満の子どもは肺活量がないので、飛沫が遠くまで飛ぶことはありません。しかし、食事のときは注意が必要です。料理を囲んで座るのでなく、横並びにして、それぞれの食べ物に、感染しているお子さんの飛沫が飛ばないようにするのがよいでしょう。また、換気のために窓やドアを開けても、空気が流れていなければウイルスは漂い続け感染リスクは高くなります。サーキュレーターなどを使いましょう。お風呂も換気扇を回しつつ、ドアを開けて空気の流れをつくるよう意識しましょう」

 小さな子どものマスクは息が詰まる恐れがあるうえ、表情がわからなくなるので避けること。

 歯磨き粉やタオルの使い回しはせず、家人それぞれに別のタオルを使用することも大切だ。

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