著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

大学生の体格からみる「所得格差は健康格差」医療情報学教授が語る

公開日: 更新日:

 そんな学生は、当然太りやすくなったに違いない。コロナでしばらく帰省しなかった大学生の息子や娘が、久しぶりに帰ってきたら体がひと回り大きくなっていた、といった経験をお持ちの親も少なくないだろう。人間的にも大きくなっていれば、言うことはないのだが。

 とはいえ、まだ若いので、多少太ったからといって、健康上の問題がすぐに生じる心配はほとんどない。それにBMI25程度なら、いわゆる“ちょいメタボ”の範疇なので、むしろ健康的と言っていい。

■経済低迷がもたらした異変

 むしろ心配なのは、若者の体格が貧弱というか、華奢になる傾向が見られることではないだろうか。というのも、ここ10年ほどの間に、新入生が小柄になってきたと感じることが増えたからである。これは私だけが抱いている感覚かもしれないが、他大学に勤めている友人・知人の中にも、同じことを言う者が何人かいる。男子も女子もスマートになり、とくに女子では、身長が低い学生が増えた感じがするのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い