著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

いつ打てば…? 米国がオミクロン変異株対応ワクチン認可で大混乱

公開日: 更新日:

 1つだけ信頼できそうなのは、50歳以上または免疫不全の人で、前回の接種または感染から半年以上経っている場合は、受けた方がいいというアドバイス。たとえ新たな変異種に感染したとしても、ワクチンを打つことで重症化率はずっと下がるとしています。

 一方で興味深いのは、バイデン政権がこれをインフルエンザの予防接種に例えていること。つまり予測した型が外れても、打っておけばある程度の防御にはなるという考え方です。 

 しかしインフルエンザとは違い、アメリカでは未だ毎日500人近くが亡くなり、死因としても1位の心臓疾患、2位のがんに続いて3位。コロナのためにアメリカ人の平均余命が3年も縮まったことが、つい先日報道されたばかりです。

 ところがコロナを死のリスクと考えている人はわずか2割。まるで現実を仕方ないものとして、受け入れてしまったかのようです。正直どう捉えていいかもうわからない、そんな思いもワクチンをめぐる混乱につながっています。

 今後ワクチン接種は年に2回の年中行事になるのか、その前にこの冬に向けていったいどんな流行が起きるのか? 1つだけわかるのは、コロナはまだまだ消えないということです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!