VRで学ぶストレスマネジメント 検証試験で抗うつ効果証明

公開日: 更新日:

 ストレスマネジメントができるようになりたい。心理カウンセリングを受けられる場が近くにない。すでに受けているが行き詰まりを感じている……。そんな人は、東京歯科大学准教授の宗未来医師(精神科医)らがメタバースと呼ばれる仮想現実(VR)空間で行う「おうちdeストレスマネジメント」を体験してみてはどうだろう。

「正しい“こころ”の使い方を学ぶ」をうたう「おうちdeストレスマネジメント」は、宗医師らが開発したメンタル対策への新たな試みだ。

「自分の分身を表すキャラクター『アバター』となり、スマホやPCからメタバース(VR空間)でストレスマネジメントに役立つプログラムに参加します」(宗医師=以下同)

 宗医師は英ロンドン大学で認知行動療法、英バーミンガム大学で家族療法、米ピッツバーグ大学で対人関係療法を学び、日本うつ病学会診療ガイドライン心理部門の執筆責任者も担うエビデンス心理療法の専門家である。

 うつ病をはじめ、こころの治療に認知行動療法などの心理的支援が重要であることは明らかだが、日本の精神医療は依然、薬中心だ。心理職の国家資格「公認心理師」制度が立ち上がったものの、公的心理的支援の供給体制の整備は不十分。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  3. 3

    だから今年の日本女子オープンはつまらない…“簡単コース”で予選カットラインは史上最少「-1」

  4. 4

    森保監督がブライトン三笘薫を代表招集外にしたウラ側…10日パラグアイ戦、14日ブラジル戦へ

  5. 5

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  1. 6

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  2. 7

    フリーの風間俊介&生田斗真は大活躍も…旧ジャニ「ドラマ班」次世代は“自称”止まりの寂しい現状

  3. 8

    テレビはグルメ、熊、線状降水帯ばかり…もっと大事なことを放送したくないための隠れ蓑か

  4. 9

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  5. 10

    次の自民党総裁選が誰でも菅義偉が“陰の主役”…絶対王者の力の源泉は何なのか?