著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ナツメ】便秘を予防し、体を温めて筋肉の緊張を緩和する

公開日: 更新日:

 そんなナツメですが、「1日に3個食べれば年をとらない」といわれるほど高い栄養価を持つことも特徴のひとつです。さまざまな研究成果が報告されていて、慢性便秘患者37人を対象にした研究では、ナツメから抽出したエキスを12週間取ると、排便までの期間が短縮し、便秘予防効果が得られる他、生薬として体を温め筋肉や神経の緊張を緩和させる働きがあることがわかっています。

 マウスの実験でも、ナツメを摂取させることでうつ症状に改善が見られることも報告されているのです!

 また、抗酸化力の強いプロアントシアニジンB2やエピカテキン、ケルセチン、ケンフェロールが含まれていますし、豊富なカリウムは体内の塩分を排出する働きがあるので、高血圧やむくみの予防ができる可能性があります。さらには、鉄と協力して赤血球を形成する働きを持つ葉酸も豊富に含まれているため、貧血の予防にも役立つことがわかっているのです!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ