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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ナツメ】便秘を予防し、体を温めて筋肉の緊張を緩和する

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 そんなナツメですが、「1日に3個食べれば年をとらない」といわれるほど高い栄養価を持つことも特徴のひとつです。さまざまな研究成果が報告されていて、慢性便秘患者37人を対象にした研究では、ナツメから抽出したエキスを12週間取ると、排便までの期間が短縮し、便秘予防効果が得られる他、生薬として体を温め筋肉や神経の緊張を緩和させる働きがあることがわかっています。

 マウスの実験でも、ナツメを摂取させることでうつ症状に改善が見られることも報告されているのです!

 また、抗酸化力の強いプロアントシアニジンB2やエピカテキン、ケルセチン、ケンフェロールが含まれていますし、豊富なカリウムは体内の塩分を排出する働きがあるので、高血圧やむくみの予防ができる可能性があります。さらには、鉄と協力して赤血球を形成する働きを持つ葉酸も豊富に含まれているため、貧血の予防にも役立つことがわかっているのです!

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