糖尿病は“治る”時代…いまこそ患者への偏見を是正すべきだ

公開日: 更新日:

糖尿病は一度かかったら治らない」というのも間違いだ。世界中で「糖尿病は治る」論文は続々出ていて、今春には新潟大学大学院の研究チームが2型糖尿病患者の100人に1人は寛解(薬なしで診断基準未満を3カ月以上キープ)しているとの研究結果を発表している。

「早期に治療すれば治ったり、寛解することもできるようになりました。それは、中途失明や透析、脳梗塞心筋梗塞のリスクがほぼ健康な人と変わらなくなりつつあるということです」

 糖尿病の人への偏見を放置すると、糖尿病の人が社会的に不利益を被るだけでなく、治療に向かわなくなるという弊害をもたらす。それは結果として国民医療費の増大につながり、国民一人一人の税負担にもつながる。糖尿病について、できるだけ多くの人が正しい知識、情報を得て、差別をなくすことが大切だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    いとうあさこだけでない「育ちの良さ」が隠せない50代女芸人…“実家が太い”“隠れ高学歴”の強者も

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    ドジャース大谷の3年連続本塁打王に超強力ライバル…ベテラン2人が「新規大型契約」狙い目の色変える

  4. 4

    松本潤はやっぱり“持っている男”だった! 主演の7月期TBS日曜劇場はヒットの条件が勢揃い、「どうする家康」の汚名返上へ

  5. 5

    いとうあさこ「過去の不倫」告白もダメージゼロ! 本物の“お嬢様”が持つ愛され要素

  1. 6

    阪神藤川采配の奇々怪々…「佐藤輝明を三塁に固定、ヘルナンデスを外野で使うのが普通やろ」

  2. 7

    【スクープ!】元横綱白鵬が相撲協会に「退職届」を突きつけていた! あまりの自己チューぶりに「洗脳説」まで浮上

  3. 8

    備蓄米で不当に儲けている? ネットにあふれる「コメ高騰は卸売業者が元凶」ウワサの真偽

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    国民民主党ブームはジ・エンドか…玉木雄一郎代表「備蓄米は動物の餌」発言に批判殺到