悲しくないのに…高齢者に多い「涙が止まらない」目の病気

公開日: 更新日:

 分泌性流涙症には、結膜炎のほか、スギ花粉症に代表されるアレルギー性結膜炎や、眼瞼内反症(逆さまつげ)などが潜んでいる場合もある。一方、導涙性流涙症では、高齢者の場合には特に結膜弛緩症が隠れていることも多いという。

「結膜とは白目を覆う薄い膜のことで、適度のゆるみがあることで眼球を運動しやすくできます。ただし、この弛緩が強まると、眼球表面の涙の移動が妨げられて適切に涙点から排出されづらくなり、涙があふれるのです。中には、余った結膜が茶目の上に掛かって違和感が出るケースもあります。なお、結膜弛緩症はドライアイとの合併率が高いことも知られています。涙が目全体を自然に覆うことができなくなるからです。治療は弛緩結膜を切除するなどの処置を行うか、ヒアルロン酸や抗炎症薬などを使って症状改善を目指します」

 導涙性流涙症には、加齢、眼外傷、副鼻腔炎などによる涙道狭窄もしくは閉塞などが隠れているケースもある。この場合は、既存の鼻涙管の詰まりを取るか新たな排水路を作る手術を行うことになる。

 人が受け取る情報の8割は目から得るという。その障害は人生を損なうことに直結する。「たかが涙」「加齢だから仕方ない」などと思わず、できるだけ治療することだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  2. 2

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も

  3. 3

    『ひよっこ』再放送記念、神回「ビートルズがやって来る」再録

  4. 4

    骨折で入院中ですが…ブラジルに惜敗した森保Jを巡る一部炎上報道で心が痛い

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    男子バスケ日本代表に激震、ホーバス監督“解任”の真相…過去には八村塁と確執も 

  2. 7

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  3. 8

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 9

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  5. 10

    村上誠一郎前総務相が高市政権バッサリ!「これが本当に保守政治なのか」…突きつけた自民「立党宣言」との乖離