認知症リスクをチェックする新しい評価尺度「J-MCI」とは?

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 前回、認知症の診断に必要な検査の方法についてお話ししました。認知症は早期に診断し、早期に治療を開始すると、病状の進行をある程度遅らせられると知られています。一方、ある調査では「認知症の症状が見られ始めてから病院を受診するまでに平均4年かかる」との報告もあり、解決が必要な問題とされていました。

 そこで、私が理事を務める日本老年精神医学会は、認知症のリスクをチェックできる新たな評価尺度「J-MCI」を開発しました。日々認知症患者の診療にあたる認知症専門医らによって厳密に選ばれた13の質問項目に本人と家族が「はい・いいえ」で回答すると、「認知症の傾向あり」「グレーゾーン」「問題なし」のいずれかに判定されます。

 これまでJ-MCIを受けた方たちの結果を解析したところ、本人は家族に比べて3分の1程度症状を軽く評価する傾向が見られました。そのため、アルゴリズムを用いて両者の結果が同じになるよう回答に重要度をプラスし、誰が回答しても同じ判定ができるようになりました。

 具体的なチェック項目は次の通りです。

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