認知症との誤診に注意! 高齢者のてんかんはけいれん発作が生じないケースが多い

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 てんかんというと、「子供の病気」というイメージが強いかもしれない。子供のてんかんではけいれん発作がよく見られるが、高齢者の場合、それは非常にまれで、けいれんを伴わない「複雑部分発作」が見られやすい。具体的には、「ボーッとしている」「呼びかけに反応しない」といった意識障害や、「口をペチャペチャ・モグモグさせる」「机や膝の上を指でトントン叩く」といった状態だ。 1~2分ほど続くが、目立った症状ではないため、周囲が異変に気付きにくいという。

「高齢者がてんかん発作を起こすと、発作直後に意識障害が残る『もうろう状態』になることがある。自力で食事が取れないだけでなく、あちこちウロウロと動き回るので、壁にぶつかったり転落する危険があります」

 発作の後のもうろう状態は、数十分から長くて1週間続くケースも見られるが、本人はその間の記憶がないので、意識が回復しても周囲と話が噛み合わない。

「発作は飲酒や寝不足のほか、抗コリン作用を含む薬剤によって誘発されやすいことが知られているので、注意が必要です」

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