著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【モリンガ】炎症や糖質を抑制し乳がんや認知機能の改善報告も

公開日: 更新日:

「奇跡の木」とも呼ばれるモリンガは、インドの伝統医学・アーユルヴェーダにおいて約4000年前から医療目的で使用され、各地に広まって行きました。古代エジプトでは、あのクレオパトラがモリンガのオイルを肌に塗り、モリンガのお茶を飲んで美しさを維持していたという話も!

 モリンガの栄養価と医療効果に対する科学的研究が始まったのが20世紀初頭。第二次世界大戦後の発展途上国における栄養不足解決のために注目されました。国連の食糧農業機関(FAO)やその他の国際機関もモリンガの普及に取り組み、栄養補助食品としての利用が推奨されたのです。

 そんなモリンガの葉には、ビタミンA、C、E、カルシウム、カリウム、鉄などの栄養素を豊富に含んでいます。特に、ビタミンAとCの含有量がかなり多いのが特徴。また、強力な抗酸化物質を含むケルセチンやクロロゲン酸なども含んでいます。細胞の酸化ストレスや慢性疾患のリスクを低減させるのに役立ちます。さらに、モリンガの葉や種子に含まれる化合物は、体内の炎症を抑える効果があり、関節炎やその他の炎症性疾患を抑える働きがあることも報告されています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層