「睡眠時無呼吸症候群」は糖尿病治療で治す… 実は合併率が高い

公開日: 更新日:

 いびきが急に止まり、しばらく静かになったと思ったら再び激しいいびきを始める。それが一晩中続く。寝室を共にする妻から「うるさくて眠れない。今日から寝室は別々にして」と夜の三くだり半を食らい戸惑っている男性もいるのではないか? 人肌恋しい秋。ただでさえ減っている“夜の共同作業”の回数がさらに遠のくことに焦りを感じている人もいるはずだ。ならば、まずは糖尿病治療を受けてはどうだろう。糖尿病専門医で「しんクリニック」(東京・蒲田)の辛浩基院長に聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 糖尿病にはさまざまな合併症がある。代表的は「し(神経障害)、め(網膜症)、じ(腎症)」と「え(壊疽)、の(脳梗塞)、き(虚血性心疾患)」だ。

 ほかに、糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧性高血糖症候群、感染症がん、骨折などがあるが、忘れてならないのが「睡眠時無呼吸症候群」(SAS)だ。

「寝ている間に10秒を超える無呼吸や低呼吸を繰り返す病気です。上気道閉塞を伴う閉塞性と、それのない中枢性があり、多くは閉塞性です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変