がんの放射線治療…最新装置「イーソスセラピー」の実力

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 即時適応放射線治療は、それに応じたCTまたはMRIが必要。CTでは、米バリアン社の装置「ETHOS Therapy」のみが対応可。自治医大病院では、「ETHOS Therapy」の中でも最新式のHyperSightを導入しており、アジア太平洋地域では他に例がないという。

 即時適応放射線治療の「周囲の臓器の線量低減」とはイコール、周囲の臓器の損傷が少ないとのこと。高精度放射線治療の本領がもっと発揮できるというわけだ。

「当院で導入したETHOS Therapy HyperSightにおいては、CTの高画質に加え、画像撮影が非常に速いことも大きなメリットです。治療までの時間、撮影時間の苦痛時間を低減できます」

 放射線治療は、治療機器も吟味して選ぶ時代がやってきた。できる限り情報を集めて、「どの病院で受けるか」を決めたいものだ。

■SBRTとIMRT

 高精度放射線治療には、定位放射線治療(SBRT)や強度変調放射線治療(IMRT)といった治療法がある。

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