血液型に関係する病気(4)新型コロナは重症化しにくい血液型は?

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 ただ血栓のできやすさは、血液型によって異なります。この連載の1回目で話したように、O型の人は、血液凝固因子のうち「フォン・ヴィレブランド因子」と「第8因子」の2つが他の血液型よりかなり薄くなっています。そのため血栓ができにくく、脳梗塞心筋梗塞・肺塞栓症(エコノミークラス症候群)などのリスクが他の血液型よりも低くなっているのです。

 それと同様の理由で、O型は新型コロナにかかっても、他の血液型よりも微小血栓ができにくいため、重症化しにくいと考えられるのです。

 逆にA型とAB型は血が固まりやすく、ケガをしても出血が止まりやすいのですが、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが、O型の1.2~1.3倍ほど高くなっています。血が固まりやすいことが、新型コロナでA型やAB型が重症化しやすい理由なのかもしれません。 =おわり

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