毛髪再生医療「S-DSC」で薄毛の悩みを解消 男性の20.6%に改善が! 2024年7月から実用化スタート

公開日: 更新日:

 なお、培養した細胞の使用期限は1年だ。

 新山氏らが昨年発表した臨床研究(男性17人、女性19人=20~59歳)によれば、写真判定の結果、男性の20.6%、女性の38.9%に改善が見られたという。

「女性に効果が高かった理由は、はっきりと分かっていません。ただ、前頭部や頭頂部の薄毛が明確な男性に比べて女性は全体的に髪のボリュームがダウンする特徴があり、残存する髪の毛の多さから、毛が太く成長した際に外見の変化を感じやすいのではないかと推測しています。その点からも、薄毛の進行がそこまで深刻でない50歳前後までの方が治療の適応目安とも言えるでしょう」

 7月の開始以来、大橋病院ではこれまでに7人が治療を受けているという。

 ただし、B型・C型肝炎ウイルス、成人T細胞白血病ウイルス、ヒト免疫不全ウイルスの感染者や、妊娠中または授乳中、局所麻酔で過去に過敏症を起こした経験がある場合には治療は受けられない。

 S-DSC毛髪再生医療は自由診療だ。注入範囲や回数によって差はあるが、現在、大橋病院では約150万~330万円で行われている。

 既存の治療に比べて費用はかなり高額だが、既存の治療が受けられない、効果がなかった人にとっては光明が差す治療法といえる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情