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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

青森県は20年連続ワースト…死亡率から見える“がんの県民性”

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 その検診受診率でみると怖いのは北海道で、5大がんのうち3つがワーストで、残りはブービーです。喫煙率の高さや北国ならではの運動不足傾向も合わせると、今後、北海道のがん死亡率が高くなる恐れがあると思います。

 一方、白血病が多いのは鹿児島と並んで岩手がトップですが、以下、大分、佐賀、熊本、宮崎と九州がズラリ。実は、白血病のひとつ「成人T細胞白血病」はウイルス感染が原因で、そのウイルスは元々、九州・沖縄と東北の一部に多く分布。このエリアの白血病死が長く続いています。

 胃がんの原因はピロリ菌感染による粘膜の炎症が97%ですが、塩分も炎症を助長するため、前述の青森のほか秋田や山形、新潟など塩分摂取量の多さにほぼ比例します。逆に沖縄に胃がんが少ないのは、本土ほど漬物を食べず、塩分摂取量が少ないことも要因でしょう。

 生活習慣や食習慣をふり返ってみて、よくないことを改めることもがん対策になります。検診受診と合わせて取り入れてみてください。

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