帯状疱疹ワクチン接種で認知症リスク低下…国際学術誌に発表

公開日: 更新日:

「発症すると痛みを伴う赤い発疹や水膨れができ、ウイルスが攻撃する神経節によっては、顔面神経麻痺、失明、膀胱・直腸障害、脳炎、髄膜炎といった重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。さらには後遺症として、帯状疱疹の症状が終わった後も痛みが続く帯状疱疹後神経痛のリスクがあり、ひどい人では洋服が触れるだけでも強い痛みに感じ、それが年単位で続くこともあります」(外山医師=以下同)

 帯状疱疹の原因は水痘・帯状疱疹ウイルスだ。子供の頃に感染し水痘(水ぼうそう)を発症。治った後もウイルスが体内の神経節に潜伏し、加齢などで免疫力が低下すると活性化して帯状疱疹を発症し、加齢とともに患者数が増え、80歳までに3人に1人が発症する。

 近年の帯状疱疹の特徴は、発症年齢の低年齢化だ。

「20~40歳代は、水ぼうそうを発症した子供に触れる機会が多く、水痘・帯状疱疹ウイルスに再度触れることで、体内の免疫機能が高まり、発症が抑えられていましたが、2014年10月から水痘ワクチンの定期接種開始で水ぼうそうの子供が激減。免疫機能が高まる機会を失い、若くても帯状疱疹を発症する人が増えてきています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意