著者のコラム一覧
永尾光一一般社団法人日本精索静脈瘤協会代表理事、医療法人社団マイクロ会理事長、 銀座リプロ外科院長、東邦大学名誉教授

1960年生まれ。埼玉県出身。昭和大学で形成外科学を8年間専攻後、東邦大学で泌尿器科学を専攻。東邦大医学部泌尿器科学講座教授、医学博士・泌尿器科専門医、男性不妊治療・精索静脈瘤手術の第一人者。 一般社団法人日本精索静脈瘤協会医療法人社団マイクロ会理事長。

不妊治療の費用問題…検査・診察料で20万円~70万円が相場も、間違った治療で無駄に

公開日: 更新日:

 ホルモンの乱れは血液検査で調べられ、性欲の低下、勃起力の低下、体のだるさ、気分の落ち込みといったサインが出ることもありますが、無症状のケースも少なくありません。治療はホルモン補充や薬による治療、生活習慣の見直し(飲酒、喫煙、肥満の改善など)が中心です。費用は月1万円~3万円ほどで、効果が出るまで数か月かかることもあります。
 精索静脈瘤の治療は2018年から保険適用となり、治療による顕微鏡下手術は、12万5000円で、これに術前検査、麻酔、入院費用が加わり、最終的な自己負担はその30%程度です。一方、自費手術は日帰り対応が多く20万円~50万円ほどかかります。婦人科の治療と違って基本的に1回の手術で済むのも特徴です。

■検査・診察料を含めると総額20万~70万円

 不妊治療にかかるお金は、手術や生殖補助医療の種類によって大きく変わります。検査・診察料を含めると、総額で20万円~70万円が相場。それ以上かかることもあります。特に体外受精や顕微授精を進める場合は1回あたりの費用が高額になるため、事前に計画を立てることが大切です。

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