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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ガスパチョ】夏野菜主体のスープ…血管をしなやかに保ち血圧低下に役立つ

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 実際、スペインで行われた大規模な疫学調査では、ガスパチョの摂取量が多い人ほど収縮期・拡張期ともに血圧が低く、高血圧の発症リスクも低下する傾向が見られたと報告されています。

 脂溶性であるリコピンは、油と一緒に取ることでさらに体に取り込まれやすくなるので、まさにガスパチョの調理法は理にかなっているといえますね。また、リコピンは夜よりも朝に取るほうが吸収が良いというデータもありますので、朝や昼の活動期に最適と言えるでしょう。

 さらに、トマトやキュウリに多く含まれるカリウムが、体内の余分なナトリウムの排出を促すことで、血圧の上昇を抑えるのにも役立ちます。

 暑さで食欲が落ちがちなこの季節、ひんやりとして栄養豊富なガスパチョ。日々の食卓に取り入れてみてはいかが。

【連載】時間栄養学的「気になる食品」

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