胃痛、胸やけ、食道の不快感に効く市販薬「PPI」の使い方

公開日: 更新日:

「ただし、効き目の速さはH2ブロッカーの方が優れる面があります。例えば、胃の不調があって薬で今すぐに症状を抑えたい場合はH2ブロッカー、H2ブロッカーでは十分に落ち着かないという場合はPPIがいいでしょう」

 胃の不調といってもさまざまだが、PPIやH2ブロッカーが適しているのは「空腹時などに胃がキリキリ痛む」「ムカムカした胸やけがある」「食道のあたりが焼けるように痛い」といった胃酸が関連していると考えられる症状だ。「食べ過ぎて胃がもたれている」「脂っこいもので胸やけ」「お酒の飲み過ぎで気持ち悪い」といった場合には、別の薬の方が適している。

■飲み合わせNGの薬あり

 長期使用はさまざまな副作用も懸念される。そのため、漫然と連用するようなことは避けることが望ましい。

「処方薬の場合、逆流性食道炎や胃潰瘍では最長8週間、場合によってはそれより長く使用するケースもあります。そのため、患者さんの状態を見ながら、医師や薬剤師が慎重にフォローして薬を使います。一方でスイッチOTCの場合、続けて使えるのは最長2週間と決まっており、これくらいの期間では、長期使用による副作用を心配する必要は基本的にありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」