【パプリカ】血液をサラサラにして血流をアップする働きで首痛をやわらげる
首の痛みは命に関わるわけはありませんが、日常生活の質を大きく下げる原因になってしまいます。こまめなストレッチや体操を心掛けるとともに、食養生を実践して改善を図りましょう。
中医学において首の痛みは「血の巡り」が悪くなっている「お血」という状態の場合、生じやすくなると考えます。血の巡りが悪くなることで筋肉が硬くなり、痛みが生じるのです。
お血の場合、身体の末端にまで栄養が行き届かず、新陳代謝が低下して老廃物がたまりすくなるため、頭痛や関節痛などの痛みを伴うトラブルも現れやすくなります。また、身体にしこりができやすくなり、がんなどの悪性腫瘍を引き起こすリスクも高まります。首の痛みだけでなく、重篤な疾患を起こさないためにも、滞った血の流れを改善する食材を積極的に取り入れましょう。
おすすめの食材はパプリカ。血液をサラサラにして血流をアップする優れた働きがあり、首の痛みをやわらげるのに役立ちます。
また、パプリカは人間のエネルギー源である「気」を巡らせる効能も備えています。中医学では「気の巡りが滞っている状態」とは「ストレスがたまっている状態」と考えます。パプリカは滞った気の流れをスムーズにして、気持ちをリラックスさせる「ストレス解消」にも貢献してくれるのです。そのほか、胃の働きを調えて食欲不振を改善する働きもあります。