【すだち】「気」を巡らせてストレスを緩和し肩こりを改善
中医学において肩こりにもタイプがあり、ストレスによる肩こりは人間のエネルギー源である「気」の「巡り」が悪くなることで引き起こされると考えます。気の巡りは、西洋医学でいう自律神経に重なり、そのコントロールが効かなくなることでイライラや情緒不安定といった症状が生じます。
気の巡りが悪いことによって起きる肩こりは、肩がパンパンに張ったこり方が特徴で、イライラがひどい、怒りっぽい、情緒不安定な人に多くみられます。ゲップが多い、血圧が高い、目の充血などの症状も見られがちです。
改善のためには、滞った気をスムーズに流す食材を採り入れることが大切です。
おすすめは「すだち」。サンマをはじめとする焼き魚や、刺身、鍋などの薬味としておなじみのすだちは、その香りが気を巡らせてストレスを緩和する優れた働きがあります。こわばった肩をゆるめてリラックスさせる、まさに「食べるアロマテラピー」のようなフルーツなのです。
胃の働きを調える効果もあり、ストレスによる胃痛や食欲不振にも役立ちます。こまめに摂り入れて、ストレスの改善に努めましょう。


















