(4)科学的根拠に基づいた食後高血糖を防ぐ食事…緩やかな糖質制限と低GI食品

公開日: 更新日:

 一方、低GI食品なら食後血糖値が緩やかに上昇するため体への負担が軽く、血糖コントロールがしやすくなります。低GI食品の代表が玄米、雑穀米、わかめ、しいたけ、ナッツ類、野菜、豆類です。

 日本人の高齢者に多いやせ形の2型糖尿病の患者さんは、基礎インスリン分泌能が低いため、食後血糖値を急上昇させやすい。とくに低GI食品を意識する必要があります。

 食べる順番も大切です。「ベジタブルファースト」を心がけましょう。野菜に含まれる食物繊維があとから来る炭水化物の消化・吸収を緩やかにしてくれます。野菜はしっかり噛んで食べましょう。満腹感が得られ、食べすぎを防いでくれます。  朝食は抜かず3食しっかり食べましょう。「セカンドミール効果」といって、最初の食事が次の食事の後の血糖値にまで影響を及ぼすことがわかっています。例えば、朝食に食物繊維やタンパク質が豊富な食事をすると昼食後の血糖値上昇が緩やかになります。

 なお、無糖のブラックコーヒーはインスリン抵抗性を改善するなど血糖値を改善する効果があるとの報告もあります。ただし、甘かったりクリーム入りのコーヒーは逆効果。注意が必要です。 =おわり

(糖尿病専門医/しんクリニック院長・辛浩基)

【連載】世界糖尿病デーに最新治療を知る

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    WBCネトフリ独占批判に「一部の日本人」は歓喜のワケ 地方の苦しみに鈍感な大都市生活者

  2. 2

    嵐「最後の楽曲」好調の裏で起きた異変…ボイトレを続けた櫻井翔は歌声をキープ

  3. 3

    和久田麻由子は“女子御三家”の女子学院から東大へ 元NHKの先輩・膳場貴子と重なるキャリア

  4. 4

    伊原春樹監督との“壮絶確執”の前日譚 監督就任を知って絶望、引退が頭を過ぎった

  5. 5

    永田町で飛び交う高市首相の「健康不安」説…風邪の疑いで外交キャンセル、総理総裁の器にも疑問符

  1. 6

    WBCイタリア代表が「有名選手ゼロ」でも強いワケ 米国撃破で予選R1位突破、準決勝で侍Jと対戦も

  2. 7

    映画「国宝」のヒットから間髪入れず…体重13キロ減で挑んだ「ばけばけ」吉沢亮の役者魂

  3. 8

    文春にW不倫をスッパ抜かれた松本洋平文科相はなぜ更迭されないのか

  4. 9

    SEXスキャンダルで追い詰められると戦争で目くらまし…それは歴代米大統領の常套手段だ

  5. 10

    参政党はオンラインセミナーでもハチャメチャ…参加者の強烈質問に神谷代表が一問一答、反自民もアピール