(1)手術を受けても射精機能を温存する選択肢がある

公開日: 更新日:

 泌尿器科医の工藤大輔先生(八戸平和病院)はこう話します。

「前立腺肥大の手術にはいくつか種類がありますが、従来の方法では射精機能が失われる可能性が高いとされてきました。排尿は改善しても、性機能低下でショックを受ける方もいらっしゃいます」

 射精は単なる“快感”ではなく、男性の自尊心や活力にもつながる大切な機能。射精を失うショックは大きいと感じます。

 ですが最近、状況が変わりつつあります。前立腺を削らずに、インプラント(体内に埋め込んで尿道を広げる人工物)で前立腺を持ち上げて尿道を広げる新しい治療(PUL:前立腺吊り上げ術)が登場。前立腺を切らないため、射精機能を温存できる可能性があると期待されています。

「前立腺の大きさや症状によって向き不向きはありますが、“性機能を守りたい”方には選択肢のひとつです」と工藤先生。

 ただ、ここに大きなジレンマがあります。この“性機能を守る可能性のある治療”は、現時点では保険適用外(自由診療)となるケースがほとんどなのです。排尿を改善する手術は保険適用なのに、性機能を守る手術は自費。なんとも不思議に感じてしまいますが、制度の問題といえるでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外