「オートファジーがどれだけ働いているかを正確に測る指標はまだ確立していません。また、オートファジーは臓器ごとに異なり、『16時間空腹ダイエットがオートファジーを活性化する』と言っても、どの臓器で、どの程度活性化しているかが十分にはわかりません。どの程度の空腹時間、どのような食事やライフスタイルが、オートファジーに影響を与えるかがわかっていないのです。オートファジーの活性化が細胞の修復や老化防止に役立つことは明らかなので、今後、オートファジーを安全に、総合的に評価できるようになることで、より効果的な方法が解明されていくことと思います」
次回は、オートファジーに期待できる効果を紹介していく。