「16時間空腹ダイエット」は本当にオートファジーを活性化させるのか?

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 そして、肥満で2型糖尿病リスクの高い成人121人を対象に、非連続で「週3日、8~12時に必要エネルギーの30%を摂取し、その後20時間絶食。週3日以外は自由食」とする群、毎日必要量の70%を時間指定なしで摂取する群、減量冊子を配布するだけの群で比較した試験だ。

「これは、ヒトを対象に、オートファジーの指標を測定した研究になります。結果、6カ月時で、20時間絶食の群は減量冊子配布だけの群より、より高いオートファジーの差が出ましたが、70%カロリー摂取の群との比較では有意差がありませんでした」

 これら3つの臨床試験結果から言えるのは、次の3つになる。

▽持続的カロリー制限は、緩やかで長期的な細胞修復・代謝安定化をもたらす可能性がある

▽断続的長時間絶食は、オートファジーを活性させるかもしれない。しかし20時間絶食群と70%摂取カロリー群との差がないので、効果は不明

▽短時間絶食は、オートファジーへの影響は限定的かもしれない

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