「16時間空腹ダイエット」は本当にオートファジーを活性化させるのか?

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「オートファジーとは、簡単に説明すると、細胞が『自分の中を掃除』して、不要になったタンパク質や細胞小器官を分解、再利用する仕組みです。体の健康を守る『細胞内リサイクルシステム』であり、2大役割として、恒常性維持や細胞の若々しさの維持、そしてエネルギーの確保があります」

■「12時間絶食群」と「1日3食群」で体重減少に有意差なし

 16時間空腹ダイエットとオートファジーに十分なエビデンスが現段階でないとする3つの臨床試験は次のものだ。

 まず、116人の過体重・肥満成人を無作為に分け、「正午から午後8時までは自由に食べてよい。午後8時から翌日正午までの12時間はカロリー摂取なし(絶食・摂食群)」という群と、1日3食の群で比較した臨床試験がある。絶食・摂食群は、対照群との比較で体重減少に有意差はなし。空腹時血糖値、インスリン、HbA1c、脂質なども有意差はなし。オートファジーに関しては解析なし。

 次に、218人の健康成人を対象に2年間、カロリー制限を行った多施設ランダム化比較試験は、約10~15%の持続的カロリー制限で健康寿命が延びることに関係する可能性が示された。ただし、BMI18.5未満のやせ形では推奨されず、標準から軽度過体重の人での10~25%カロリー制限が現実的かつ安全。オートファジーに関しては指標を直接測定していない。

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