本当は病名がわからないのでは? 医師の「様子を見ましょう」の意味と対処法

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 都内で介護関係の仕事をしている加藤裕子さん(仮名=40代)は、仕事先の介護施設に入所している70代の男性の頭頂部にできたしこりが気になっていた。定期的に診てくれる老医師に聞いても「大丈夫、大したことない」と言う。

 ところが、しこりは徐々に固くなり、やがて滲出液らしい物が分泌されるようになった。さすがにこれは何かあると、いつもと違う皮膚科医の診察を受けたところ「がん」だった。がん治療の専門医療機関である東京府中ときクリニック(東京・府中市)の土岐敦院長が言う。

「医師の『様子を見ましょう』も治療行為のひとつです。症状が軽度であり、自然治癒が見込まれる場合などは、いたずらに検査や投薬は行いません。医師から『様子を見ましょう』と言われたら、治療方針、様子を見る期間はどの程度なのか、どのような症状が現れたら再受診をすべきか、考えられる疾患などを医師に確認すると安心でしょう。疑問があればためらわずに聞くことが大切です」

 医師も専門外だったり、わからない場合もある。真摯な回答や対応がない医師をかかりつけ医にするのは考えものだ。

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