著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

コーヒーと紅茶…「骨」に良いのはどっち?米国で研究報告

公開日: 更新日:

 コーヒーと紅茶は、どちらも健康効果が確認されている飲み物です。一時はコーヒーの健康効果の報告が圧倒的に多かったのですが、最近ではそれに拮抗するようなデータが、紅茶でも報告されるようになっています。

 コーヒーと紅茶はどちらもカフェインを含む飲み物ですが、それ以外にポリフェノールなどの多くの生理活性物質を含み、その成分の違いによりそれぞれ違った特徴を持っています。

 コーヒーは糖尿病腎臓病、脳卒中など、多くの病気の予防効果が確認されていますが、骨に対する効果については、それほど明確なことが分かっていません。紅茶の骨に対する影響についても、データはまだ限られたものしかありません。コーヒーと紅茶、骨に良いのはどちらなのでしょうか?

 昨年の栄養学の専門誌に、アメリカで65歳以上の女性9000人以上を調査した結果が報告されています。10年という長期の観察を行ったところ、紅茶を飲む習慣のある人は、足の付け根の骨量が増加する傾向のあることが確認されました。

 コーヒーについては、1日4杯までは骨量に変化を及ぼさなかった一方で、1日5杯を超えて飲む人は、骨量が低下する傾向が認められました。その原因は不明ですが、コーヒーは紅茶よりカフェインの含有量が多いので、それが影響した可能性はあります。骨のためには、コーヒーの飲み過ぎには気を付けた方がいいようです。

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