(6)がん治療のクスリの進化は目を見張るレベル
治療が目覚ましく進歩しているのはよいのですが、今後の課題として「ドラッグ・ロス/ドラッグ・ラグ」という問題があります。新しい薬の開発で欧米の新興バイオテックが台頭してきたため、欧米でのみ治験を行い日本は後回し、あるいは実施しないことが増えているのです。これではいくら良い薬でも日本で使えない、もしくは入ってくるのが遅れてしまいます。
もうひとつ、超高額の薬剤が増えてきているという課題もあります。近年の抗がん剤はほとんどが年間の薬価が数百万円、場合によっては数千万円に達するものばかりです。
こうなると、いくら保険適用+高額療養費で対処しても患者の金銭的負担は重くのしかかりますし、日本の医療財政への相応の影響があることも事実です。
高額療養費の自己負担額上限引き上げの問題に関しては、次回の医療費の話で触れることにしましょう。=つづく



















