つらくない、継続できる、簡単な「少食法」…食べ過ぎを気にしている人へ

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 1日3食、毎日満腹まで食べられるようになったのは、人類の歴史でいえば戦後以降のほんの数十年の話。石原院長は「人類200万年の歴史の大半は飢餓との戦いだった」と指摘する。

「体の仕組みは空腹に対応するようにできています。食べ過ぎに慣れていない体に毎日3食を詰め込めば、処理しきれない栄養が血液中にあふれ、高脂血症、高血糖、糖尿病、動脈硬化、痛風など、現代の生活習慣病のほぼすべてを招きます」

 食べ過ぎると消化のために胃腸に血液が集中し、他の臓器や筋肉への血流が落ちて、体温が下がる。体温が1度下がると、免疫力が30%低下すると言われている。

 また、内臓が十分に働けなくなり、細胞で発生する老廃物の量が増える。栄養の分解や解毒を担当する肝臓、老廃物を体外に排泄する腎臓が、血液が十分でない中フル稼働になり、疲労困憊し、体調不良につながる。

「一方、空腹の時間が続くと、血液中に余分な栄養が残らず、老廃物も減り、白血球が活発に動き出してがん細胞やウイルスを積極的に攻撃します。空腹時には長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が活性化し、空腹状態が16時間続くとオートファジー(細胞の自己浄化・若返り)も働く。2016年のノーベル生理学・医学賞もこの『空腹の力』を証明したものです」

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