男性で最も多い「前立腺がん」…後悔しない治療選びの必須知識
「それぞれの治療の選択は、グリソンスコア(がんの悪性度)、PSA、ステージ、患者さんの年齢、全身状態、QOLの優先度などによって異なります。しかし、リスクカテゴリーでハイリスクでも積極的治療はしないという患者さんもいれば、監視療法の対象でも最大限の治療を望む患者さんもいます。治療の説明を受けた後、『これだ』と思ったものに関しては、メリットだけでなくデメリットも必ず確認してください」
手術後は、ほとんどの人が尿漏れを経験し、尿取りパッドが必要になるが、多くは数カ月でパッドの枚数を減らしていける。ただし「パッドが完全に不要」とならないことが珍しくない。
「尿漏れがほぼなくなりパッドなしで生活できる人と、『念のため』のセーフティーパッドが1日1枚という人、合わせて9割以上です。『回復する』と聞くと患者さんは『尿漏れが完全になくなる』と考えがちですが、加齢もあり、お酒を飲んだりくしゃみをしたりした時にどうしても漏れてしまう」
放射線治療は尿失禁のリスクを手術より抑えられる。一方、放射線は治療後すぐには尿漏れや勃起障害などがなくても、年月が経つにつれ、じわじわと膀胱直腸障害が出てくる可能性がある。


















