T・ウッズは4度目でゴルフ活動中止 糖尿病、高血圧、花粉症…ありふれた薬が交通事故を起こす
「米国で高齢ドライバー約12万人を追跡した調査によると、事故を起こした高齢者のうち8割は安定剤や抗不安薬などを使用していたのです。事故後も使用を継続していたため、薬のリスクが把握されていない可能性が高い。ウッズの事故と考えあわせると、日本の高齢者もこうした薬のリスクを知るべきです」
実は、高齢者は薬の副作用の影響をより受けやすいという。
「高齢者は持病をいくつか抱え、複数の薬を処方されていることが多いほか、薬の代謝や排泄に関わる腎臓や肝臓の機能低下によって成分がより体内にとどまりやすいため、成分が重なって副作用が現れやすいのです。めまいやふらつき、眠気などから運動機能や認知機能が低下し、日常生活では転倒しやすくなり、4剤で2割ほど、5剤で4割ほど転倒リスクが上がるという報告もある。薬の多剤併用で不利益をこうむることはポリファーマシーと呼ばれますが、複数の病院で処方された薬を漫然と飲み続ける高齢者は、ウッズのような事故を起こしかねません。実際、多発する高齢者の自動車事故の背景には、間違いなくポリファーマシーが関係してるのです」
ふらつきや眠気がひどい人はかかりつけ医に相談するのが無難だろう。


















