食事と運動で「フレイル」を予防して心臓を守る
以前、フレイルが進んでいた80代後半の患者さんの手術を行った時は、いったん入院してもらって栄養や運動をしっかり管理して、本人に手術への意欲が表れた段階で手術に臨みました。まずは朝昼晩と規則正しく食事を取ってもらいながら、スタッフが付いてリハビリを行い、全身状態を回復させるのです。
全身状態を戻すノウハウはたいていの病院で共通していて、「5メートル歩行」や「握力」など、「サルコペニアやフレイルの診断基準の数値がある一定以上の状態になったら手術を乗り切れる」という科学的なデータが出ているので、それに基づいて手術のタイミングを決めていきます。
もちろん、何よりも心臓病の発症や悪化を防ぐことが大切ですから、高齢になったらフレイル対策にしっかり取り組むことをおすすめします。
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