(3)大量の治療薬で「統合失調症」…異常行動が多発した

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 そして「新薬が出ると宣伝もあって、医者は薬を使いたがるんだよね」と自嘲気味に語った。

 一方、娘は減薬の効果で思考能力が徐々に戻り、自身の状況を認識できるようになった。精神疾患者として扱われ「私は認められない人間」「家族に迷惑をかけたくない」と感じて、このような状態にされた怒りと悔しさと苦しみから、死にたいと思うようになった。怒りを誰に向けたらよいのか分からず、壁に頭をぶつけたり、クッションをカッターでめった刺しにして自身の太ももも誤って刺したりしたが痛みは感じなかった。

 断薬まで8年。30代で一般企業で働くようになり、この数年は同僚らに自分の意見を言えるようになった。今は自分自身を感じることができる喜びをかみしめている。

(和田明美/ジャーナリスト)

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