夏に注意する病気(1)高血圧…薬の効きすぎと夜間高血圧を見逃すな
というのも、薬の中には、高血圧でダメージを受ける心臓や腎臓を保護する目的のものもあり、全てが血圧低下を主軸としているわけではないからだ。さらに問題なのは、日中は血圧が正常に見えても、夜間には高血圧になっている人が潜んでいることだ。
「血圧は通常、夜間に低くなります。ところが夜も日中と同じレベル、あるいはそれ以上に高くなる場合があり、それを『夜間高血圧』と呼びます。夏は夜間高血圧が増えやすい傾向にあります」
■脳卒中のリスクが2~3倍
夜暑くて寝苦しく、また脱水を防ごうと水分を多めに取るため夜間トイレに行く回数が増えることから、夏は睡眠の質が悪くなりがち。すると、体を「活動モード」にする交感神経が夜も活性化したままになり、血圧が上昇。動脈硬化が進行する。
「夜間高血圧があると、血圧が正常な人に比べ、脳卒中のリスクが約2~3倍になるというデータもあります。夜間高血圧は、日中の血圧だけを測定していても気づかないので、自覚しづらい点も厄介です」


















