わが子の発育が早いかな? と気になったら…「思春期早発症」を専門医が解説
「まず、かかりつけの小児科に行かれる方が多いと思いますが、小児科医が思春期早発症に詳しいとはかぎらず、『いまの子は発育が早いよね』と流されることもあるようです。成長外来や、小児内分泌の専門医がいる病院を探して受診するのもひとつの方法です。初診時は成長曲線を必ず持参してください」
成長曲線とは身長・体重を記録するグラフである。
身体測定の結果を書き込んでおくと、医師にとって判断材料となる。
「成長曲線で成長スパートが確認できれば、思春期が始まっていることを示す大きな手がかりになります」
診察では、原因を探り、また思春期の進行具合を確認するため、胸や性器周辺の発育を視診し、レントゲンで骨の成熟度、血液検査でホルモン値を確認し、頭部MRIの検査を行う。
標準的な治療は月に1度の注射。思春期の進行を一時的に抑えるホルモン製剤(リュープロレリン)を投与する。使い始めに女子の少量の出血、男子の一時的な勃起が見られることがあるが、ほかに大きな副作用はない、比較的安全な薬だ。生活上の困り事が特になければ、治療をしない選択肢もある。


















