嘉門タツオ
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嘉門タツオシンガーソングライター

▽1959年3月、大阪・茨木市生まれ。高校在学中に笑福亭鶴光師匠に入門(後に破門)、ギター片手にライブ活動を始め、83年「ヤンキーの兄ちゃんのうた」でデビュー。「鼻から牛乳」「替え唄メドレーシリーズ」などヒット曲多数。33枚目のアルバム「HEY!浄土~生きてるうちが花なんだぜ~」発売中。食べログの「グルメ著名人」のコーナーが人気。年末年始に大阪・東京・名古屋でツアーを行う。

全国に40店舗「天ぷらつな八」の屋号は当初“網八”だった

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 現在、数百人の職人と社員を束ねる志村さんは、まずは接客から覚えてもらうという。気配りに礼儀作法、提供する間をホールで身に付けたのち厨房に入る。さばきを覚えてから揚げるまでに3年半はかかるという。油はごま油100%で、愛知県蒲郡市にある竹本油脂製の物を使っている。約2年前、あるパーティーで志村さんに竹本油脂の専務さんを紹介してもらい、蒲郡に行った際に工場を見学させてもらった。

 昔は国産のごまを使っていたが、今は巨大なコンテナでアフリカから運ばれてくる。港で不純物を取り除き、工場のラインにはめ込まれ、太白油はそのまま搾り、黄金色のごま油は焙煎してから搾る。あんなに粒の小さいごまを、見上げるほど巨大なシステムで抽出しているのを目の当たりにした後に、つな八で天ぷらを食べると、はるかアフリカで芽吹き、現地の人の手摘みで収穫されて船旅でようやく日本に着いたごまの存在がいとおしく思える。

 つな八では太白油とごま油を独自のバランスで調合し、それぞれ食材を揚げている。日本を訪れる多くの海外のお客さまに天ぷらという文化を食べていただきたい。本物の天ぷらを海外にも広めていきたい。志村さんの視線は世界を見つめ束ねた綱は力強く太い。

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