室内飼育のネコが引き起こす「日光過敏症」…動物病院の高額な検査誘導を回避するひと言

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 まず指摘しておきたいのは、日光浴をやめさせる必要がない点です。この症状は紫外線の悪影響によるものですが、紫外線はヒトと同様に皮膚の新陳代謝を高め、ビタミンDなどの合成に不可欠です。紫外線は生命活動にとても重要ですから、ネコちゃんの日光浴はぜひ継続を。

 では、治療をどうするか。症状が軽ければ外用薬の塗布でもよいと思いますが、ベタベタを気にするタイプのネコちゃんだとかえってそこを気にして、余計に患部をいじって悪化させる恐れもあります。そんなタイプなら、3、4日薬を服薬する方がベターです。内服させるのが大変なら、注射があります。2日ほど続けて薬を注射すれば、治ります。

 このように治療はそれほど難しくありません。しかし、注意点もあります。飼い始めてまもないネコちゃんを初めて受診した動物病院では、驚くような説明を受けるかもしれません。ここ2週間ほど日光過敏症で2軒目として受診された飼い主さんは、こう言われたそうです。

「純血種のため、免疫系やホルモンの異常で脱毛しているのかもしれません。まずは検査して原因を突き止めることが必要です」

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