赤沢経済再生相「過剰気遣いマニュアル」流出の赤っ恥…超ド級の“パワハラ気質”に官僚らが嫌気か?

公開日: 更新日:

茂木前幹事長や西村元経産相の「トリセツ」も流出

 過去には、茂木前幹事長や西村元経産相など、パワハラ体質が指摘され、扱いが難しいとされた大臣の「トリセツ」が出回ったことがある。

 やはり、今回、出回っている「トリセツ」も役人が書いたものだろうか。内閣府に「赤沢トリセツ」の真偽について聞くと、「そういうものが出回っていることは間接的に聞いています」(大臣室)とのことだった。

 気になるのは、なぜ流出したのかだ。

「赤沢大臣は職員への態度が相当厳しいともっぱら。言葉遣いがきつく、職員を『おまえ』呼ばわりすることもあるといいます。元国交官僚だったからか、官僚を知り尽くしているという自負が、職員への強い態度に表れているのかもしれません。官僚からすれば、首相最側近たる大臣の機嫌は損ねたくない。パワハラ気質に嫌気した官僚サイドから、マニュアルが流れたのではないか。こんな『トリセツ』が出回ること自体、官僚から良く思われていない証拠でしょう」(霞が関関係者)

 赤沢氏は内閣府副大臣だった2020年10月、自身のXに、ヒショカンズと呼ぶ秘書官3人からの推薦図書が〈「職場で一番重要なのは心理的安全性」と謳う本〉だったとのエピソードを紹介し、こう投稿していた。

〈さてはヒショカンズ、赤沢のパワハラを警戒してるな!苦笑〉

 いや、笑えないっす。

 ◇  ◇  ◇

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会が、12月25日に斎藤知事への証人尋問を実施する方針を固めた。百条委ではパワハラ疑惑を含む7つの問題が総括的に検証される予定。真相は明らかになるのか。●関連記事【もっと読む】『兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に』で詳報している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  2. 2

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  3. 3

    ママに贈り物? 保護ネコがまさかの獲物をスープに投入…米動物団体の動画に飛び交う笑いと悲鳴

  4. 4

    「大阪・関西万博」閉幕翌日、閑散とした“別世界”を歩いた…大屋根リングもガラガラ

  5. 5

    農水省は「生産量が需要を大幅に上回る」と…“コメ余り”予想でも新米価格が下がらないワケ

  1. 6

    “上級国民”の上から目線にウンザリ…「ワークライフバランス」庶民はとっくに諦めている

  2. 7

    宝くじで2億円ゲット、パーティーざんまい…英在住男性“暴走生活”の顛末とその後に悟ったこと

  3. 8

    「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由

  4. 9

    高市早苗新総裁は「馬車馬」で早くも馬脚現す…政治家だって日本語の使い方は間違いだらけ

  5. 10

    今なお続くトカラ列島近海の群発地震…元国立極地研究所所長・島村英紀氏が気象庁の発表に“反論”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…