著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

怪しげな“投資必勝法”に惑わされない…過去の検証は調整が利く

公開日: 更新日:

 この手の“必勝法”の詐欺的要素は、パラメーターを変えて、パフォーマンスをアップさせることである。いろいろな数値をコネくり回して、最高のパフォーマンスを作り上げる。過去の検証なんだから、いくらでも調整が利く。いわゆる「統計でウソをつく」というわけだ。

 だから、逆に信用性の高いものは、この手のパラメーターが存在しない。買いポイントを任意に設定したり、資金量をいじくったりしないのだ。

 カジノで倍々と賭けていく「マーチンゲール必勝法」が事実上、運用不可能であることと似ている。怪しいものほど、「条件」が多くつくのである。

 シニアのみなさんは、数値が多い怪しげな必勝法よりも、より単純で明快な方法を信じるようにしたい。

 相場なんて一寸先は闇。どうせやってみないと分からない。業者の言う「この数値は1.2よりも1.76の方がいいですね」なんていう“言い訳”に付き合っていられないのだ。数値は未来を保証してくれないのである。

投資資金が100万円あるんですけど、最初はいくらから始めればいいですか?」

「え~、レバレッジなしだと2000円とちょっとになります」

 ん~、やっぱりおかしな感じだ。残りの99万8000円が遊んでしまう。もっとしっかりと働いてもらわねば……。

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