フジテレビ酒主義久アナの半泣きコメントが話題だが…もう「男の涙」に価値はないのか?

公開日: 更新日:

 東京・銀座のクラブママも「〈男の涙は他人のためだけに流すもの〉なんてダンディーなオジサマも、すっかり見かけなくなりましたしねえ。涙をこらえる殿方の姿にグッとくるなんて、昔の話でしょ」と口を揃える。

〈♪涙は心の汗だ~〉なんて青春ソングを歌っていた頃からもう半世紀が過ぎ、「涙活」なんて言葉も生まれて、男の涙の価値は暴落したというか〈男のくせに泣くなよ〉は「ハラスメントになっちゃいます」(大手メーカー総務担当者)。

 明大講師の関修氏(心理学)は「男性、女性に限らず公の場でメソメソするのは今でも受け入れられにくいでしょうし、あくまで一般論ですが」とこう続ける。

「ショッキングな出来事に直面したり感極まったときに人前で涙を見せないと、今どきはむしろ、〈非人間的で冷酷な人〉なんてネガティブな印象を与えてしまう。泣き上戸の人は別として、〈男だから〉と耐えてみせるより、素直に涙を流した方が〈感受性が強くて共感性が高い人〉として好感を持たれやすい。男女関係なく、たとえメディアの人間であっても、ここぞという場面では泣いた方がいい、評価も高まるように思います」

〈♪おれは男 泪はみせられないもの~〉は“時代おくれ”らしい。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    サントリーHD会長を辞任!新浪剛史氏の意外な私生活、趣味は「極妻」鑑賞と…違法薬物めぐり家宅捜索

  5. 5

    所属俳優の清水尋也「薬物逮捕」で社長・松田美由紀を待ち受ける“謝罪行脚”…8月には救急搬送、受難は続く

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    佐々木朗希、「9月限りで今季終了」に現実味…WS連覇へ一丸のドジャースでひとり蚊帳の外

  3. 8

    森保監督が38歳の長友佑都を日本代表に招集し続けるワケ…7月の中国戦はラスト通告だった

  4. 9

    サントリーHD新浪会長宅ガサ入れはすでに噂されていた? 報道より1週間先行していたX投稿に注目集まる

  5. 10

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度