分煙・共生社会と民間喫煙所の可能性(上)規制強化だけでポイ捨て問題は解決しない

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 そのため、喫煙制限区域の境界を越えた周辺エリアや、人目につかない路地裏での路上喫煙が目立ち、吸い殻の散乱や受動喫煙が問題になるという本末転倒の現象が起きている。

 規制を強化するなら、制限エリア内で喫煙所の整備も進める必要があるのではないか。札幌市に見解を尋ねた。

「ご指摘の通り、公衆喫煙所の少なさは課題です。現在、喫煙制限エリア内の喫煙所は大通公園に2カ所(うち1カ所は実証実験中)で、繁華街のススキノにも、昨年10月に開設された民間喫煙所くらいしかない。制限区域を広げる場合、喫煙所の整備を進める必要があることは当局としても理解しています」(札幌市環境局環境事業部事業廃棄物課)

 札幌市の場合、北海道特有の事情もある。冬の間、雪に閉ざされる北国では、路肩にうずたかく積まれた雪の中に、吸い殻を“隠す”ことが常態化しているのだという。

 昨年、私費を投じてススキノに民間の公衆喫煙所「THE SMOKE BASE」を開設した広告代理店「トリプルワン」の伊藤翔太社長も、発端はゴミ対策だったと語る。

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