抜群の眼力と交渉力 巨人は「原GM」で「松井監督」を支える

公開日: 更新日:

 一昨年のオフのことだ。巨人はヤンキースのマギーの獲得に乗り出していた。合意寸前だったが、土壇場で楽天にひっくり返された。条件は巨人の方が上回っていたともいわれる。「まさか……」と球団関係者の落胆は大きかったが、原辰徳監督(55)はこの時、リストに残っていたある外国人選手に目を留めた。シュアな打撃が日本球界向きと判断し、獲得を強く要望。指揮官のゴーサインにより、直後に入団が決定したのがロペスだった。さる球団関係者がこう言う。

「ネームバリューではヤンキースのマギーの方が上だった。新外国人を獲得する際は原監督が候補者の映像をチェックすることになっている。現場の要望は右の強打者で一塁か二塁が守れるだったが、最初からマギーよりロペスの方が気になっていたみたい。今となってはロペスを獲得してよかったと、改めて原監督の眼力の評価が上がっているのです」

■バカ当たりのロペスも手柄

 2年目を迎えるこの助っ人が止まらない。開幕8試合で打率.400、3戦連続を含む4本塁打、13打点の活躍でスタートダッシュに大きく貢献しているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動