著者のコラム一覧
マーク金井クラブアナリスト、クラブ設計家

1958年、大阪府出身。ハンデ3。ゴルフ雑誌の編集記者からフリーに転身。05年にアナライズを設立し、自社スタジオでゴルフクラブの計測、試打を専門的に始める。同時にメーカーが作れなかった、アマチュアを救うクラブを設計し販売も手がける。執筆活動も積極に行い、新聞、雑誌、インターネットで連載を多数抱え、著作物も定期的に発刊。近著では、「今より30ヤード飛ぶクラブを選ぶための36の法則」(実業之日本社)、「一生役立つゴルフゴルフ超上達法」(マイナビ出版)がある。現在、新刊書も数冊手がけている。

スイングはフラット&レイドオフが世界基準

公開日: 更新日:

 先々週、先週と世界アマチュアチーム選手権が軽井沢72東コースで開催された。日本での開催は実に52年ぶりのことで、女子はオーストラリアが大逆転で勝利を収め、男子はアメリカが連覇で最多15回目の優勝を果たした。日本勢は女子が8位タイ、男子は29位タイで大会は幕を閉じた。

 ボクは6日間、現地で世界中のプレーヤーをつぶさに取材してきたが、スイングを見ていて感じたのが、一流どころには共通点があることだ。国に関係なく、トップの位置は低めでコンパクト。シャフトの向きはレイドオフ。そしてフェースの向きがシャット気味になっている選手が非常に多かった。かつてはトップでシャフトは飛球線と平行、フェースの向きは斜め45度(スクエア)が理想形とされていたが、そうではない選手が圧倒的に増えているのだ。

 加えて、世界の一流どころに共通しているのが、トップからダウンの切り返し。ほとんどの選手は切り返しでヘッドが下がり(背中側に下がり)、シャフトが少し寝てからダウンスイングが始まる。日本では「ダウンでシャフトを立てろ」というセオリーがあるが、そんなことをしている選手はほとんどいない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」