女子テニス大坂なおみも 五輪メダル数決める“ハーフの力”

公開日: 更新日:

 五輪といえば、今年8月のリオ五輪の出場権を獲得した男子ハンドボールのカタール代表は、ほとんどが「外国人」だ。急激に強くなったのは、潤沢なオイルマネーでスカウトされた世界の実力者たちが、国籍を変えてカタール選手として戦ったからだ。

 JOCは、20年東京五輪での金メダルの数を「世界3位」、25~30個を目標に掲げ、全28競技の入賞(8位以内)も狙っている。日本人だけを強化しても限界があるため、カタールのハンドボールのように海外の有望選手を引っ張ってくる手もあるが、狭い島国で育った日本人は、ラグビー日本代表の中に外国籍の選手がいることに違和感を抱く者が少なくない。日本の場合、東京五輪でメダルを量産したくても「外国人」の力を借りることは許されないだろう。

 あるアマ競技の関係者がこう言う。

「例えば、日本人はアフリカ人に比べて筋肉の質が違う。線維量もアフリカ人の方がはるかに多い。だから日本人とアフリカ系のハーフも身体能力が高いのです。最近は多くの競技でハーフの選手が活躍し、マスコミに取り上げられている。純血主義の国民が持つアレルギーもだんだんなくなってきました。東京五輪前は多くのハーフ選手が実力を発揮して代表に選ばれ、本番でも大活躍するでしょう。そして東京五輪以降も、人材発掘の面などで運動をやっていないハーフの小中学生までも注目されると思いますね」

 ハーフ選手のおかげで、将来は意外な競技が強くなるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  2. 2

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  3. 3

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?

  4. 4

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    トイレ盗撮も…谷村新司が息子を叱れない“恥ずかしい過去”

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    西野カナ×Perfumeショットにファンびっくり…ザワつき巻き起こした「のっち不在ショット」を読み解く