チームに馴染んだ酒井高徳 「ほとんどドイツ人」の適応力

公開日: 更新日:

 同じブンデスリーガのハノーファーには、日本代表の仲間で同世代のMF清武、山口、DF酒井宏がプレー。中でも酒井宏は、日本代表の右SBのレギュラーを争っている間柄だ。

「彼(酒井宏)によく言うんですよ。ハノーファーは今、チームとしては厳しい状況(最下位で2部降格の危機)だけど、選手個人としては競争相手がいない分、いつも試合に出られる喜びを感じた方がいい――と。どのクラブに属してようが、試合に出られないことは、特にDFにとっては(試合勘を失うことなど)キツイですからね。ハノーファーには日本人が3人いますが、別に羨ましいとか思いません。ボク、あまり日本人、(そばに)いらないんですよ(笑い)。もうボク、ほとんどドイツ人みたいになっちゃってますから。ドイツ語も問題ないし、選手とコミュニケーションを取るのもまったく問題なし。よく『オマエ、日本人じゃないな』と言われますね」

 3月下旬のW杯予選2試合では、ハリルホジッチ監督から「守備はコンパクトに。SBとCB、ボランチとサイドMFが連係しながら、ボールサイドに寄っていく」ことなどを指示された。

「日本代表の試合のたびに少し緊張しますが、所属チームで自信を持ちながらプレーできていますから、ある程度は落ち着いてやれたのかなと思います。多少のプレッシャーは感じなくなりましたし、今はむしろ『掛かってこい!』という感じですかね(笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  1. 6

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 7

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  3. 8

    参政党さや氏にドロドロ略奪婚報道の洗礼…同じく芸能界出身の三原じゅん子議員と“お騒がせ”な共通点が

  4. 9

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  5. 10

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大