青柳が大誤算で借金2…阪神の今後を占う“不吉なデータ”

公開日: 更新日:

 阪神は2度目の先発となったドラフト5位の青柳(帝京大)が、4回3分の2を被安打6の4四死球、6失点と大誤算。今季2度目の3連敗で借金は今季最多の2となった。

 これで交流戦は3勝5敗(10位)。残る10試合で勝ち負けの数字がどう変わるかわからないが、交流戦の成績から見えてくるものがある。

 阪神の過去の成績を見ると、14年の交流戦(9勝15敗=11位)のように大きく負け越してもリーグ2位というシーズンもあるが、これは例外だ。試合数は違っても、交流戦で勝ち越した年にはBクラスで終わった年はない。しかも、リーグ優勝した05年(21勝13敗2分け=3位)や、巨人に最大13ゲーム差をつけて「今年こそ優勝間違いなし」と言われながら大逆転負けした08年も交流戦の成績(15勝9敗=1位)は良かった。つまり、交流戦で大きく勝ち越せばセの優勝争いに絡める可能性が高いのだ。

 8日はロッテ先発も新人の関谷(JR東日本)。阪神打線は2点しか奪えず2勝目を献上。金本監督は「なぜチャンスに打てないか考えないと。(借金は)あまり関係ない」と言ったが、果たして本音かどうか。

 目下、セで5位の阪神。このままズルズルとパのチームにやられ続けたら早くもリーグ優勝に赤信号がともる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは