日本人力士もドン引き 貴乃花親方の露骨な“モンゴル排除”

公開日: 更新日:

 しかし、だからといって露骨に敵意を向ける貴乃花親方の言動は、いくら何でもやり過ぎだ。巡業部長である以上、「嫌いなヤツの相撲は見ない」とソッポを向いたり、挨拶も無視といった行動はあまりにも子供じみている。他の部屋の力士たちとの親交を禁じながら巡業中に飲み会をやった是非はともかく、そこからモンゴル勢だけを排除したことに至っては異常というしかない。

 貴乃花親方が「自分には大義がある」と思っているなら、なおさら協会の理事、巡業部長としてやるべきことはやる義務がある。第三者の裁きにゆだねるのも結構だが、協会からの電話にもなしのつぶて、知らんぷりを決め込んだ揚げ句、モンゴル勢を力ずくで追いやっているとすれば、それこそワガママ放題のモンゴル勢以下ではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性