弟子がジャージで銀座闊歩 貴乃花親方は指導力不足も露呈

公開日: 更新日:

 ある親方は「貴乃花親方の指導力不足でしょう」と、こう話す。

「服装については教習所でもそうだが、部屋でも師匠から厳しく指導される。若い頃、Tシャツ姿で買い物に出かけようとしたら師匠に見とがめられ、『なんだ、おまえ、引退するのか?』と、遠回しに皮肉を言われたこともありますよ。でも、貴乃花親方は角界でも数少ない、通い親方ですからね。自宅と相撲部屋が別の場所にあるので、四六時中、目を光らせるわけにはいかない。当然、親方がいない時間は力士の気が緩む。『どうせ師匠もいないんだし……』ということが積もり積もれば今回のようなケースにつながるし、師匠そのものが軽んじられてもおかしくない。だからこそ、通いの親方は普通の親方以上に弟子の言動には気を配らなきゃいけないんですが……」

 力士が服装規定に違反した場合、親方も協会から注意を受けるのが慣例となっている。例えば元大関の把瑠都はTシャツ短パン姿やジャージー姿で繁華街をうろつくこと数回、そのたびに師匠ともども厳重注意されてきた。貴乃花親方に関しては、執行部が厳重注意の電話をかけたとも、かけたけど応答がなかったともいわれている。いずれにせよ、親方自身も注意を受けるのは避けられない。

 貴乃花親方は理事失格の烙印を押された上、はからずも親方としての指導力不足まで露呈した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”